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歌舞伎 中村勘三郎さん 容態急変で死去 復帰ならず [芸能]

歌舞伎 中村勘三郎さん 容態急変で死去 復帰ならず

歌舞伎俳優の十八代目中村勘三郎さん(本名、波野哲明=なみの・のりあきさん)が
5日午前2時33分、急性呼吸窮迫(きゅうはく)症候群のため都内の病院で亡くなった。
57歳だった。



中村さんは、7月27日に食道がんの手術を受け、
一時は病棟内を歩くなど回復の兆しが見えた。
しかし、その後に肺炎を発症し、呼吸不全が進行し、容態が急変。
勘三郎さんは、舞台への復帰を夢見ていた。
勘三郎さんは、今年6月に初期の食道がんであることを公表し、摘出手術を受けていた。その後、肺にも疾患が見つかり治療に専念していた矢先だった。

勘三郎さんといえば、明るく元気なイメージが印象的。
しかし、病魔との闘いの連続だった。

2010年末には特発性両側性感音難聴を発症して休養。
11年6月に復帰したものの、12年6月に受けた健康診断で、
初期の食道がんであることが判明。
この時の記者会見では、「必ず復帰ます!」と持ち前の明るさで、笑顔を絶やさずにいた
勘三郎さんを見た。
その時は、本当に、「いつもの勘三郎さん」だった。
きっと、誰もが復帰するのを心待ちにしていたし、
誰もが疑わなかったと思う。

勘三郎さんは、歌舞伎を伝統芸能というだけではなく、
若年層にも見てもらおうと、たくさんの努力をされてきた人だ。
現代的な音楽を取り込んだり、浅草の芝居小屋を「平成中村座」として
復活させたりするなど、歌舞伎ファンのすそ野を広げようと精力的に活動していた。
その活動は海外にもおよび、ニューヨーク公演では、
アメリカのファンからも喝采を浴びた。
そして、2008年には紫綬褒章を受章している。

ご冥福をお祈りします。



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